強さが絶対的な価値となる『大封鎖地』で最底辺の隷士から這い上がれ――
『迎撃都市グラセスタ』かつて西方史に深く刻まれたサマラ魔族国の亡地。地下迷宮『黒の抗』の上に築いた東ゴーティア王国の王都。『大封鎖地』の神聖結界を護らんとする光神殿側が、魔族最強国の精鋭と激しく衝突しあう要衝であり、兵の損耗率を大量に人員調達することで補い、他国から売られて来る奴●や名声と財貨を得ようと欲す傭兵たちが集まる一獲千金の都市へと変貌していった。
敗残兵の奴●としてグラセスタに送られた主人公『ジェダル・シュヴァルカ』は、自由を勝ち取るために、歪みの残る大封鎖地へ赴くことになる……