「人肌恋しいんでしょ~?いいじゃん、えっちしちゃお~よ♪」
数週間前、彼女にフラれた。なんでも他に好きな男がいるらしい。初めて出来た彼女、僕にとっては生涯を捧げられるほどに愛しかった彼女。でも仕方がない、彼女の幸せは僕ではなかったのだから。大学生の裕二(ゆうじ)は生気のない日々を送っていた。失恋に落ち込み、一人で考え込む日々。惰性で続けているバイトの帰り、彼の部屋の前に一人の女性の影があった。
「あ、きたきた!ゆーじっ♪久しぶり~!」
影の正体は従妹の仁那(にな)ちゃんだった。仁那ちゃんは黒ギャルになっていた。数年前に会った時は黒髪にメガネの地味な見た目であったのに・・・今は染めた金髪に褐色の肌、ちらりとへそが見える絞りのあるデザインシャツだ。彼女が言うには、今日から1ヶ月間僕の家で寝泊まりするらしい。半年後、僕と同じ大学を入学予定で、部屋などの下見も兼ねて泊まりたいとのことだった。
諸々の事情により、仕方なく泊めることになり数時間後、僕は仁那ちゃんとなぜか失恋の話しをしていた。聞き上手な仁那ちゃんに話を聞いてもらうことで自分の中の重りを軽くしたかったのかもしれない。しかし、話を重ねているうちに仁那ちゃんは不意に僕にこんなことを言った。
「ねぇ、えっちしよ?」
僕は事情が飲み込めないまま仁那ちゃんに襲われ、性行為に及んだ。そして、それから「僕の失恋を癒す」という目的で仁那ちゃんとの「傷心えっち」の日々が始まったのだ・・・。