両親が老後2人で住むつもりで購入した中古のマンション。実家の持ち家があるので、まだ両親はこっちに住む気はないみたいなのだが、一応誰かが住んで管理していたほうが良いということで仕事場に近い俺が住むことになった。
そこそこいい物件なんだが一人で住むにはちょっと広い。おまけに俺も元々自堕落な性格なので部屋が荒れる一方だ。最近仕事も忙しく食生活も荒れ、結構デブになってきてるのも自覚しているので同僚に勧められた家事代行サービスってやつを頼んでみることにした。
そこで見つけた家政婦は兄の嫁の里菜だった。面白半分で呼んでみることにすると…
「知ってて呼んだの…？」
「…お願い、あの人には言わないで
な、なんでもするから…」
